総合検診細部項目案内

貧血検査

貧血がひどい場合、呼吸混乱や心肺機能に
悪影響を及ぼし、手術の危険度が増加することがあります。また、血小板は血液凝固作用を
起こすため、数値を調べ出血に備えなければ
なりません。また、白血球数値を通して悪性血液疾患の有無と現在の体の炎症状態を確認することができます。

血糖値検査

糖尿がある場合、事前に治療し、血糖調節を
きちんと行えば手術後結果が良くなります。
また、手術前に中断しなければならない薬も
ありますので、手術時随時血糖をチェックしインスリン投与が必要な場合もあります。

心血管疾患検査

心血管系統は、心臓に酸素と栄養分を
供給する通路で、この機能が円滑でないと
手術中に心臓機能に異常が起きる事があります。
手術前の状態を必ず確認しなければなりません。

血液凝固検査

手術時、出血は凄く重要な問題で血液凝固検査を通して事前に確認し異常がある場合は対処をしなければなりません。
また、心臓病等によってワルファリンやヘパリン等を使用する患者の場合事前に中断し、
数値確認が必ず必要になります。

輸血適合性検査

手術時、多量出血が発生した場合、
応急輸血が必要です。
これに備えて輸血適合性検査を行います。

感染検査

各種肝炎、エイズ、梅毒等の可否を確認し、
手術前に治療が必要になることもあります。
手術時に発生し得る感染等に備えなければなりません。

腎臓機能検査

腎臓は各種老廃物を分け、様々な薬物の代謝作用、心臓機能に重要な電解質を調節する役割を果たしています。手術前の状態を確認し、深刻な異常がある場合、これに対する治療が先に必要になり、腎臓機能によって手術時に使用する様々な薬物の用量調節が必要です。

肝機能総合検査

肝は様々な種類の代謝が成り立つ重要な臓器です。
肝の状態を確認し深刻な異常がある場合、これに対する治療が先に必要になり、
肝に悪影響を与える薬を選別し避けなければなりません。

肺機能検査

手術前、肺機能が低下していたり、障害を持った方の場合、全身麻酔手術後に肺の合併症を起こす危険性が高く、手術前に呼吸機能検査をし手術を決めることが手術後の状況を管理するのに凄く重要なことです。

嗅覚検査

様々な匂いの濃度を変え、かいだ後に嗅覚の
正常/減退/喪失の程度を把握する検査です。

これを通して嗅覚機能に問題があるかを
判断します。

電解質検査

電解質は体内の大部分の代謝過程を調節する役割を果たしています。 血液採取を通して電解質の濃度を測定し均衡の程度を把握します。

電解質の均衡維持が重要なため、不均衡の場合その原因は何かを把握し、不均衡によって起きる各種疾病を診断します。

多種アレルギー抗原検査 (MAST)

アレルギー抗原を究明するための検査です。

皮膚試験や数十種で成り立つアレルギー抗原についての検査を同時に行い、アレルギー反応可否を診断します。

X-RAY検査

正面、側面、パノラマで撮影したX-rayを通して輪郭の形態、歯の咬合等を確認することができ、４指節の成長板を確認し成長板が閉まっているのかを確認します。

3D-CT検査

輪郭の形と厚さはもちろん、神経線等が通る位置まで確認することができ、手術計画を立てるのに必ず必要で、手術後の姿まで予測可能です。

胸部撮影検査

胸部の疾患を診断する一番簡単な検査で、
肺や心臓と左右の肺の間にある縦隔等、
器官の疾患について情報を得ることができます。